
Q&A
Q1. 東北大学病院の自由選択プログラムは実際どうなのでしょうか?
東北大学病院の自由度の高いプログラムは、個々の進路・希望に応じたオーダーメイドのプログラムを組むことができます。
Q2. 東北大学出身者が多いですか?
例年、東北大学出身者は約1/3、東北地方出身者は約1/3、東北外出身者が約1/3程度となっていて、全国様々な地域から集まっています。
Q3. プログラムはどのように決めたら良いですか?
東北大学病院の研修プログラムの最大のメリットが「自由選択プログラム」です。市中病院、研修科を自分の希望に沿って並べていくことができます。(※ 希望者、時期によって希望に添えない場合、調整を要する場合があります)また、「ホスト科システム」によって、指導医の先生に直接相談しながら自分にあった科・病院を選択していくことができますので安心です。具体的には、マッチング決定後、ホスト診療科・メンターと主にメールでの相談を開始し、自分の希望、何に重点をおきたいかなどを考慮し、指導医よりアドバイスを受けながらプログラムを作成し、2月中を目安に完成を目指します。また、研修を進めていく中で、プログラムの変更をすることも可能となっており、柔軟なプログラム作成が可能です。(※ 変更についてはQ8をご参照下さい。)
Q4. 給料は実際いかがでしょうか?
全国の国立大学病院の給料は同額ですが、東北大学病院では日当直および時間外勤務手当など、各手当の支給があります。また市中病院でのローテートの際には3ヶ月間以上であれば、市中病院からの給料支給となります。実際には、年収で400〜600万円程度の給与を得ることができます。また、月1万5千円で使用できる宿舎や図書館の無料利用、各講習会・勉強会の開催などを含めるとお得な面もあり、決して安くはないと言えます。
Q5. 研修環境はどうですか?
昨年研修医室が全面リニューアルし、各自ひとつのデスクとネット環境完備、また仮眠室(男女別)、および月1万5千円で使用できる宿舎(こちらもネット環境完備)も用意しており、快適に過ごすことができます。さらに、各種学会誌を無料で閲覧できる図書館、電子ジャーナルの無料利用、隣接する国内屈指のシミュレーターセンター(クリニカル・スキルズラボ)の利用もでき、臨床からアカデミックな面まで、研修をサポートします。
Q6. 手技は実際どれくらいできますか?
以前には「大学病院は手技ができない」というイメージもあったかもしれませんが、現在はそのようなことはありません。大学病院でも必要十分な手技を経験することができるよう、各指導医が指導しますし、市中病院での研修を併用することで経験数を補うこともできます。
Q7. 大学病院でプライマリ・ケアはできますか?
東北大学病院には平成18年に設立された高度救命救急センターがあり、軽症の直接来院の患者さんから多発外傷などの三次救急まで幅広く患者を受け入れており、指導体制も整っていますのでプライマリ・ケアの経験もできる体制はあります。経験数などに関しては市中病院でのたすきがけ研修を活かして補うことができますので、初期研修として必要なプライマリ・ケアの修練は十分に可能と思われます。
Q8. スケジュールは途中で変更できますか?
可能です。原則として、次年度の市中病院での研修に関しては前年度の9月末まで、大学病院内の研修では3ヶ月前までであれば、変更することが可能です。研修期間内に実際に実臨床で経験することで予定外の分野で興味を持った場合や、ローテート内容の重きを変えたくなったときでも柔軟に対応することができます。ただし、スケジュールの変更には指定のレポート数と指導医の評価を得ていることが条件となっています。
Q9. 休日はありますか?
診療科毎に診療体制に若干の違いはありますが、土日は当番制にしており休日を確保できますし、救急当直明けには平日であっても午前勤務までで休みになるなど、しっかりと休日を確保しています。また、夏休みなどの長期休暇もとれますので、海外旅行なども可能です。
Q10. 基礎研究に興味があるのですがどうでしょうか?
大学病院ならではのアカデミックな面を活かし、基礎的な要素を取り入れることもできます。ただ、初期臨床研修期間内ではやはり臨床経験をしっかりとしておく必要がありますので、指定の条件を満たしたプログラムを消化した上で、研修終了後に希望の基礎研究室などに入局して頂くことになるかと思います。