センター長のあいさつ
大学病院の特徴を活かした研修内容で、医師としての基盤を構築できるよう、スタッフが全力を挙げてサポート致します。
- 東北大学病院卒後研修センター長
石田 孝宣Takanori Ishida
みなさん、こんにちは。
卒後研修センター長の石田 孝宣です。
東北大学病院では、医師としての基礎となる重要な時期に、充実した研修が行えるよう以下の取り組みを行って、みなさんをお待ちしております。
1|多彩な症例の経験
一般的な疾患と希少な疾患の双方を学ぶことができるよう、東北地方を中心に北海道や関東を含めて約120病院と連携しています。
医師としての基礎として、プライマリ・ケアを学ぶことは極めて重要です。このために、たすきがけ研修として、多くの病院と連携して一般的な疾患を学ぶことが可能です。あわせて、大学病院ならではの希少疾患や高度な救急医療も学ぶことができる点で、極めて魅力的なプログラムになっています。
2|幅広い領域の多数の専門医による高度な指導
東北大学病院は38の診療科を有し、400名を超える専門医・指導医が勤務しています。幅広い領域を基礎から専門的な内容までしっかりと学ぶことができる、優れた研修環境を整えています。
3|メンター教員によるサポート体制
卒後研修センターでは、3名の専任教員(内科、外科、専門科)をメンター教員として配置し、個々の研修の進捗や悩みなどを気軽に相談できる環境を整えています。
4|充実した研修施設
様々な検査手技や処置を実践さながらに体験できるクリニカル・スキルスラボでは、シミュレータと医療機器を多数備え、常駐の管理スタッフがトレーニングのサポートを行っています。
さらに、動物を用いた外科手術トレーニングが実施可能な環境として、国内初の専用施設である先端医療技術トレーニングセンターを設置し、研修医や若手医師の皆さんにご活用頂いています。
5|研修医用宿舎の整備
東北大学病院から徒歩5分にある宿舎「星陵レジデンス」(平成26年竣工、6階建て、免震構造、単身者用、インターネット利用可能、月額10,000円)を整備しています。
6|診療情報処理研修
AI技術を活用して医療情報解析の基礎を学ぶ「診療情報処理研修」を自由選択科として研修することが可能です。AIに特化した研修として厚生労働省から認可されたのは、東北大学病院が全国で初めてです。
東北大学病院で進めている医療AI人材育成プログラムの枠組みを活用し、膨大な医療情報を効率的に利用するための技術を1か月間で学びます。
東北大学病院での研修により、医師としての総合力を身につけるのはもちろんですが、多くの領域の指導医や仲間と幅広い人脈を作ることも、その後の医師生活において大きな財産となります。
皆さんにとりまして、より良い研修となりますよう卒後研修センターでサポートさせていただきます。
皆さんとお会いできることを楽しみに致しております。