耳鼻咽喉・頭頸部外科

耳鼻咽喉・頭頸部外科|後期研修要項

耳鼻咽喉・頭頸部外科について

東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室では、卒後臨床研修制度における必修初期研修を修了された医師の方々を対象に、平成19年度より施行している卒後3年目以降の後期研修プログラムを設定します。
このプログラムでは、将来、耳鼻咽喉・頭頸部外科の臨床専門医を目指す医師をはじめ、基礎研究・臨床の両立を志向する医師、地域医療への貢献を目指す医師等、耳鼻咽喉・頭頸部外科領域の専門研修を希望する医師を広く募集します。

研修統括者

香取  幸夫
東北大学大学院医学研究科
神経・感覚器病態学講座  耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野  教授

プログラムの目標

耳鼻咽喉・頭頸部外科領域の基本的診療、手術手技を指導医師とのグループ診療の中で研修し、日本耳鼻咽喉科学会専門医を取得するレベルの臨床技能の習得を目指します。
医師として臨床業務の中で道徳性と協調性を保ち、将来指導医ないし地域医療に貢献しうる基礎を習得し、さらに、耳鼻咽喉・頭頸部外科領域に関連する基礎ないし臨床研究に参加し、自ら課題を発見し解決する能力を習得することを目的とします。

耳鼻咽喉・頭頸部外科(診療科)の概要

教育スタッフ(院内) 教授1、准教授1、講師5(院内講師3を含む)、助教5 指導医の全員が日本耳鼻咽喉科学会認定専門医であり、各専門分野において特色をいかした診療、指導を行っています。

関連病院ならびに所属する耳鼻咽喉科医師数

(カッコ内は専門医数、平成18年10月現在)

  • 東北大学病院  26(15)
  • 東北労災病院  5(4)
  • 宮城県立がんセンター  5(4)
  • 国立病院機構仙台医療センター  5(2)
  • 東北公済病院  4(3)
  • 仙台市立病院  4(2)
  • 仙台赤十字病院  3(3)
  • 東北薬科大学病院  3(2)
  • JCHO仙台病院  2(1)
  • 仙台逓信病院  1(1)
  • NTT東日本東北病院  1(1)
  • 大崎市民病院  3(1)
  • 石巻赤十字病院  2(1)
  • 磐城共立病院  4(1)
  • 山形市立病院済生館  3(2)

後期研修の要旨

日本国の医師免許を取得し、卒後臨床研修プログラム(2~3年間)を修了した医師を対象とします。
平成19年4月からの後期研修には大きく分けて 二つのコースがあります。

  1. 東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科医員
  2. 東北大学大学院医学系研究科大学院生
東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科  医員

大学医員での研修の場合、臨床専門グループ(中耳、難聴、神経耳科、頭蓋底外科、鼻・副鼻腔、頭頸部外科、音声・嚥下)を 3~6ヶ月づつローテーションしながら研修を行います。各専門領域の内容については診療科ホームページを参照下さい。
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大学病院で一定期間、耳鼻咽喉・頭頸部外科の基本手技を研修した後、半年あるいは 1年間の単位で臨床研修を充実させることを目的に関連病院での研修を取り入れます。

東北大学大学院医学系研究科 大学院生

大学院に就学し、耳鼻咽喉・頭頸部外科の一般臨床の基礎を学びながら、1,2年後から臨床研究ないし基礎研究に従事し、医学博士の習得を目指します。東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室ないし他の関連する基礎系の研究室(国外を含む)での研究を斡旋します。
計4年間(大学院進学の場合、計6~7年間)の研修終了後は、耳鼻咽喉・頭頸部外科領域全般にわたり専門医取得に十分な研修が積めるよう、バランスの良いローテーションを個人と相談して設定します。また研修中に随時、臨床技能の到達度や研修環境などについて双方向性のヒアリングを行い、適切な専門研修が行われることを目的に評価します。

研修終了後

研修プログラム終了後には、日本耳鼻咽喉科学会認定専門医試験が受験可能となります。
その後、(1)さらに専門性を高めた耳鼻咽喉・頭頸部外科臨床医を目指す、(2)地域医療に貢献する臨床医を目指す、(3)留学を含めた基礎・臨床研究の機会を目指す等、個人の目標に沿った進路を取れるようバックアップします。

連絡先

プログラムへの参加希望および質問は下記までご連絡ください。

  • 東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室
    TEL 022-717-7304
    FAX 022-717-7307
  • 卒後教育担当
    小川 武則  e-mail: ogawa*orl.med.tohoku.ac.jp
    メールを送信する際は、*を@に変換してください。
    宮崎  浩充