総合外科(肝胆膵外科/胃腸外科)

総合外科(肝胆膵外科/胃腸外科)|初期研修要項

指導体制

  • 肝胆膵Aチーム、肝胆膵Bチーム、胃腸Cチーム、胃腸Dチームに配属となる。
  • それぞれのチームは、講師クラス1名(消化器外科専門医・外科専門医)、助教・医員クラス2~3名(外科専門医)、大学院生1名からなる。
  • 肝胆膵外科/胃腸外科の両科が協力・分担し、外科および消化器外科全般を指導する。

主治医チームの構成 病棟チーフ(講師クラス)1名

オーベン(助教・医員)2~3名

ネーベン(後期研修医・大学院生)1名

初期研修医 1名

高次修練・SGT学生 1~2名

研修期間

  • 12週(3ヶ月)が望ましい

研修内容および方法・手技

  • 病棟の患者約15人を担当する主治医チームの一員となり病棟業務に従事する。
  • 週1~3回程度、助手として手術に入る。
  • 術後管理を指導医と共に行う。
  • 術前・術後検査(超音波検査、消化管造影、PTBD、血管造影等)を行う。
  • 週1回のPOC(術前カンファランス)、総回診、リサーチカンファレンス、画像カンファレンス、診療グループミーティングに参加する。
  • 月1回のCPC、症例検討会、抄読会に参加する。
  • 患者へのインフォームドコンセントの場に同席する。
  • 屋根瓦方式の研修として、指導医とともに SGT・高次修練学生を指導する。
  • 外科各科が分担し行う外科合同カンファレンスに参加し、横断的な外科基本知識を学ぶ。

研修到達目標

  • 主治医チームの一員として良好な患者・医師関係を構築し、診療内容をカルテに記録することができる(約15名/日)
  • 術前検査を計画し、結果を理解しプレゼンテーションできる(週1~3件)
  • 術前の画像診断を理解し、手術適応・術式選択を理解する(週1~3件)
  • 術後管理(輸液・輸血・投薬・栄養管理等)を理解し実践することができる(週1~3件)
  • 手術の基本を学び、簡単な手技(切開・縫合・結紮・術野の展開・ドレーン法)ができる(週1~3件)
  • 手術内容を理解し記録ができる(週1~2件)
  • 手術標本を適切に扱い、病理結果を理解することができる(週1~3件)
  • 患者へのインフォームドコンセントを学び、指導医の元で実践できる(週1~3件)
  • 外科感染症を理解し、その予防法(スタンダードプレコーション等)を行うことができる。
  • コメディカル(看護師・栄養士・クラーク等)との協力関係を構築しチーム医療ができる。
  • 医の倫理に配慮した外科医としての適切な態度と習慣を身に付ける。
  • 症例報告をまとめ、発表することができる(1例以上/3ヶ月)
  • 外科各科が合同で開催する外科合同カンファレンスから幅広い外科基本知識を得る。

研修スケジュール

以下は一例であり、希望によりスケジュールの変更は可能です。

午前 病棟回診(手術) リサーチカンファランス
CPC
総回診
POC
病棟回診(手術) 病棟回診(手術) 病棟回診
検査
午後 病棟回診(手術) 抄読会
症例検討会
診療グループミーティング
病棟回診(手術) 病棟回診(手術) 病棟回診
検査