内部障害リハビリテーション科

内部障害リハビリテーション科|後期研修要項

初期研修プログラム(2年間)

東北大学病院を管理型研修病院として8ヶ月以上の研修を行い、さらに協力病院での研修を可能とする内容になっている。
診療科としては、当初、1年目に基本研修の内科及び外科(救急・麻酔科を含む)を各6ヶ月、2年目の当初4ヶ月で必修研修の産婦人科、小児科、精神科及び地域医療(協力施設)をローテートした後、自由選択研修を8ヶ月行う形態にしていた。自由選択研修から開始してもよいことになり、将来の専門を念頭に置いた効率的・弾力的な研修が可能になった。リハ科における研修は、この自由選択研修になり、8か月間を、リハ構成4診療科である内部障害リハ科・肢体不自由リハ科・高次脳機能障害科・てんかん科の各2か月ローテート研修を原則とし、リハ医療・医学の研修を可能としている。
リハ4科における自由選択研修のうち、8か月間を(1)リハ4科全てを2か月ずつローテートする研修、(2)リハ4科のうち希望の1科のみの研修、のいずれも可能である。(2)においては、さらに他のリハ科での研修を加えることも可能である。その場合にはリハ4科の研修担当者間で相談し、研修者の希望に沿った形で時期と期間を決定する。8ヶ月未満の研修期間を当科にあてる場合においても、(3)リハ4科全てをローテートする研修、(4)リハ4科のうちの希望の1科のみの研修、のいずれも可能である。その場合にも、リハ4科の研修担当者間で相談し、研修者の希望に沿った形で時期と期間を決定する。

後期研修プログラム(後期、3年目以降、専門医養成コース)

(1)リハ科専門医の取得を希望する場合の研修

日本リハ医学会では、医師免許取得後最短5年でリハ科専門医の取得を可能としているが、それには、日本リハ医学会が定める研修プログラムに基づく所定の研修を受けることが必要である。
取得に必要な経験症例の範囲は、脳卒中等の脳疾患、脊髄損傷等の脊髄疾患、慢性関節リウマチ等の骨・関節疾患、脳性麻痺等の小児疾患、神経・筋疾患、切断、呼吸・循環器系疾患などである。したがって初期研修においては、これらの疾患のリハ診療を行う基礎としての神経内科あるいは脳外科(脳卒中の急性期診療等)、内科(循環器、呼吸器)、整形外科、小児科のプライマリ-ケアができる知識と技術の修得が望ましい。
これらの基礎的知識と治療技術のうえに、リハ医学の特徴である障害の診断・評価・各種治療と医療チームの統括ができる医師となるための研修を行う。

(2)リハ科専門医の取得を必ずしも希望しない場合の研修も認める。

上記(1)(2)いずれの場合にも、(1) 4科を3か月ずつローテートしたうえで、希望の診療科への配属を行う、(2)リハ4科のうち希望の診療科でのみ研修を行う、のいずれにも対応できる体制を整えている。またリハ4科の各科の院外関連病院における研修も可能としている。

関連病院

内部障害リハビリテーション科の主なリハビリ関連病院は以下のとおりであり、内部障害のみならずすべての分野のリハビリテーションを効率的に習得することが可能である。

  • 国立身体障害者リハビリテーションセンター(所沢市)
  • 東北薬科大学病院(仙台市)
  • 東北労災病院(仙台市)
  • 東北公済病院宮城野分院(仙台市)
  • 大崎市民病院(大崎市)
  • JCHO仙台病院(仙台市)
  • 竹田総合病院(会津若松市)
  • 国立病院機構八戸病院(八戸市)
  • 松島病院(松島町)
  • 石巻港湾病院(石巻市)

連絡先

後期研修プログラムは大学院内部障害学分野の活動ともリンクしている。
詳しくは、このページ上部のホームページまたはメールアドレスに問い合わせしてください。