|副センター長|
大澤 稔Minoru Ohsawa
出身地:群馬県(前橋市 )
出身大学:新潟大学(H06卒)
第1専門科:産科婦人科
得意分野:女性医学(更年期・不定愁訴)、漢方医学

初期研修は、医師として、社会人としての第一歩。
副センター長として、責任をもって接しています。

私は、5人の副センター長のひとりとして、主に初期研修の環境整備、カンファレンス(勉強会)の企画のほか、産業医の先生と協力して研修医のメンタル・ケアなどを担当しています。研修医は、医師としてはもちろん、社会人としての第一歩でもありますので、そのはじめの2年間をお預かりする上でたいへん責任を感じています。常に「研修医と共に学ぶ」という姿勢を持ちつつ、充実した時間を過ごせるよう、研修医の意見も常に大切にしています。さらに私は、婦人科(女性医学;更年期障害など)と漢方内科が専門で、特に「不定愁訴診療」を得意としています。そのため臨床指導上の役割としてはプライマリ・ケアに必要な全人的思考を研修医と共有していきたいと思っています。

一般病院と迷っている方には一挙両得。
たすき掛け研修で毎日が発見の連続となるでしょう。

当院の研修の最大の魅力は、大学病院としての高度医療はもちろん、協力病院と多数の院外研修スケジュール(最大で16カ月間)を組むこと(いわゆる“たすき掛け”研修)で一般病院研修の長所も交えたプログラムが構築できる点です。これまでの大学病院のイメージから“脱”することを目標に、研修医の意見も交えてアイデアを出し合いました。そして2年間の初期研修修了後の専門医研修への橋渡しをスムーズに行うべく、協力病院との連携を強固にして症例確保を担保しています。大学病院と一般病院を迷っている皆さんには“一挙両得”となり、毎日が新しい発見の連続となるでしょう。そんな研修医と共に私も毎日学んでいます。

自らが教え伝えることが自己研鑽への近道。
それぞれの立場で後輩の面倒を見る風土があります。

当院の研修医は、何事も一生懸命であることはもちろん、後輩への面倒見がたいへん素晴らしいですね。研修医室からいつも笑い声が聞こえてきます。常に2年目研修医は1年目の指導者として1年目研修医は学生の指導者として、いわゆるLearning pyramid上最も効率的とされる“教え伝える”ことが自己研鑽に最も近道であることを理解してくれています。観ていて非常に頼もしいです。マッチングの際の研修病院選びに迷ったという研修医が少なからずおりますが、個別面談(研修医全員が対象)で話を聞くと、全員が東北大学病院初期研修に満足と回答しています。

\ 医学生へひとこと /

大学病院と一般病院のメリットを同時に活かせる東北大学病院のプログラムは将来の専門医研修、学位取得に向けたキャリア・デザイン構築のスタートラインにたいへん適していると自負しています。これまでの大学病院研修のネガティブイメージを払拭するようなこれまでに無い研修の機会を構築していきます。是非仲間と一緒に学んでいきましょう!そして皆さんが新しい東北息吹となりますよう心待ちにしております!