脳神経内科

脳神経内科|初期研修要項

指導体制

  • 専任の指導医によるマンツーマン指導を行う

研修期間

  • 2ヶ月以上が望ましい

研修内容および方法・手技

病棟の患者約7~8人の主治医となり病棟業務に従事する

  • 診察法においては、意識障害の診察、血管障害や脳炎及び髄膜炎の治療的・緊急的な診断、てんかん発作の病型診断、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症および脊髄小脳変性症などの遺伝子診断を含めた診断、免疫性神経疾患の診断などが独立してできるように指導します。
  • 検査においては、頭蓋 CT、MRI、MRAおよびSPECTの検査とその判定、髄液検査及び神経生理学検査(脳波・筋電図・神経伝導検査・誘発電位・自律神経検査)の修得、末梢神経と筋肉の生検が施行でき、かつ所見を判読できるように指導します。
    治療に関しては、近年その発展がめざましい神経疾患の治療法(脳血管障害・神経感染症・てんかん・脱髄性疾患の治療・神経変性症の各種治療)の修得を目指します。

研修協力診療科及び病院での研修内容

  • 研修協力診療科としては脳神経外科や精神科、高次脳機能障害科(神経心理)、てんかん科および心療内科との連携を行っています。東北大学病院の研修協力病院としては広南病院・仙台西多賀病院・宮城病院があり、救急疾患やリハビリを中心とした研修を行っています。

研修到達目標

脳や神経系の解剖や機能を理解して、脳や神経に関わる多くの疾患の診断と治療および病因の研究を行うのが神経内科学であります。神経内科の基本的な疾患(脳血管障害・神経感染症・神経変性症・痴呆・神経筋疾患・脱髄疾患・てんかん・頭痛などの病気)の基本的診察法(神経学的診療法と考え方)と検査(脳脊髄液検査、高次機能検査、脳波、筋電図検査、神経生検、CTやMRI判読)を主治医として独立して行うことができる水準を目標とします。

研修スケジュール

午前 病棟診察 病棟診察 総回診 病棟診察 病棟診察
午後 病棟検査 病棟カンファレンス
病棟検査
医局会
抄読会
病棟検査 病棟検査
神経放射線カンファランス
(1回/2月)

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