肢体不自由リハビリテーション科

肢体不自由リハビリテーション科|後期研修要項

後期研修医募集

稀少の臨床専門医を取得しませんか?
リハビリテーション医学は他の分野と比較して歴史も浅く、日本リハビリテーション医学会認定の専門医も日本全国で1100名と内科、外科、整形外科などと比較すると1/10程度です。
東北大学病院肢体不自由リハビリテーション科は3年間で専門医の受験資格および試験に合格する能力を養えるよう後期研修プログラムを作成し、初期研修修了後の先生方を対象に、広く後期研修医として医員、および医師大学院生を募集しております。
当診療科は東北大学医学部附属病院リハビリテーション科の4講座の1つで脳卒中、頭部外傷後遺症、脊髄損傷、骨関節疾患等の肢体不自由患者のリハビリテーションを施行しています。広南病院などの急性期病院および院内から患者を受け入れ、大学病院リハビリテーション科病床44床の約1/3を常に受け持ち、診療にあたっています。
これまで研修医として培ったきた能力をもとにリハビリテーション基礎医学、リハビリテーション臨床医学を学習し、リハビリテーション医学会認定臨床医および医学博士としての充分な能力を取得することが可能です。

医員・大学院生カリキュラム

研修目標

リハビリテーション臨床医としての基本的知識と技術を広く取得し、その上でリハビリテーション医学会認定専門医としての十分な能力を養成する。また、大学院生は基礎医学の知識と技術を広く取得し、医学博士としての十分な能力を養成する。

研修内容
  1. リハビリテーション医療の基本的知識・技能
    肢体不自由学のみでなく内部障害リハビリテーション科、高次脳機能障害科、てんかん科の各リハビリテーション科講座を希望によりローテーション可能。
    その他、関連病院での研修もとりまぜ、総合的にリハビリテーション医学の診療を施行することで基本的知識・技能を学ぶ。
  2. リハビリテーション基礎医療の学習
    大学の専門スタッフによる機能解剖学、神経学、運動学、障害学、筋骨格系の病態生理学、神経系の病態生理学、小児障害学、嚥下障害学等の指導。および、将来的に必要な実験医学、基礎統計学等についても指導。
  3. リハビリテーション治療学
    理学療法学、作業療法学、義肢装具学、言語療法学
  4. 各種疾患別の障害の評価、リスク管理
  5. 障害に対する社会制度の理解
研究疾患

脳卒中・脳外傷、脊髄損傷その他脊髄疾患、骨関節疾患、小児疾患、神経筋疾患、切断、呼吸器・循環器疾患

研究・学会活動

日本リハビリテーション医学会、臨床神経生理学会、義肢装具学会等、リハビリテーション医学において数少ない講座を持つ教室で、大学院医学研究科および障害学研究科を併設している。理学療法士、作業療法士の障害学研究科で学位をめざす大学院生も多数在籍し研究活動を行っている。学位取得後の留学も希望により可能。

関連施設

南相馬市立総合病院、竹田綜合病院、広南病院、みやぎ県南中核病院、仙台医療センター、宮城県リハビリテーション支援センター、東北医科薬科大学病院、栗原中央病院、鶴巻温泉病院、太田総合病院、石巻斎藤病院、南東北病院など。

医局員紹介

専門
教授 出江  紳一 (いずみ・しんいち) リハビリテーション科専門医、運動学、神経生理学
准教授 鈴鴨  よしみ 医療疫学、QOL尺度
講師 竹内  直行 リハビリテーション科専門医、神経科学、脳認知科学
助教 大内田  裕 神経科学、Neuroimagining
助教 古澤  義人 神経科学
助教 服部  弘之 整形外科専門医、整形外科指導医、臨床研修指導医、リハビリテーション医学全般
医員 森    隆行 リハビリテーション科専門医
医員 泉山  祐美 リハビリテーション医学全般、義肢装具・切断
医員 宮内  名帆 後期研修医
研究支援者 須藤  珠水 神経科学、脳認知科学

お問合せ

  • 東北大学大学院障害科学研究科  肢体不自由リハビリテーション分野
    〒980-8575  仙台市青葉区星陵町2-1
    TEL:022-717-7338
    FAX:022-717-7340
  • 教授:出江  紳一
    E-mail:izumis*med.tohoku.ac.jp
    メールを送信する際は、 *を@に変換してください。
  • 助教:古澤  義人
    E-mail:y-furu*umin.net
    メールを送信する際は、 *を@に変換してください。