形成外科

形成外科|後期研修要項

対象

2年間の初期臨床研修を修了した者

募集人数

4~5名

指導体制

研修病院は、東北大学病院(日本形成外科学会認定施設、以下認定施設)を中心とし、合計5つの認定施設、5つの日本形成外科学会教育関連施設にて行われます。大学では各専門分野に分かれたグループに在籍し、専門医でありその分野のエキスパートであるスタッフから指導を受けます。関連病院ではいずれの施設も経験豊富な専門医を科長に有しており、その下で有意義な研修が送れるように配慮されています。「専門医前なのに学会認定施設で研修できない」と言う事をしばしば耳にしますが東北大学ではあり得ない事です。それぞれの病院には地域で担っている役割があり特徴があります。そのため当科では、経験する症例の質的偏りを防ぐために後期研修記録をつけてもらいます。この記録ファイルは専門医申請書類作成時に多いに役立つ形式になっています。報告ファイルを定期的にメールを介して医局に送ってもらうことで、集計結果を後期研修の皆さんと指導医に公開し研修内容の充実に役立てています。

研修目標

日本形成外科学会認定専門医を取得することを目標とします。

研修の目的

  • 当科での後期研修の目標は単に形成外科専門医の資格を得るだけではなく、専門医として十分な手術経験と症例の経験を積んでいただくことにあります。
  • 後期研修は、東北大学病院と東北地方にある日本形成外科学会認定施設、教育関連施設を1~2年単位に移動し行われます。
  • それぞれの施設の特徴を生かして形成外科全般について満遍なく症例を経験でき、年間100例をゆうに越える多くの手術経験を積むことができるのが東北大形成外科での後期研修の最大の利点です。
  • 現在のところ、大学病院における研修も含めて有給での採用が可能です。
    東北地方にはまだまだ形成外科医師の数が少なく、年々高まってくる需要に応えられるだけの医師数がありません。
    若い医師にもやる気さえあれば充分なチャンスがあります。東北地方の形成外科の星になる人材を募集します。
    なお、基礎的な研究に興味をお持ちの方は大学院に入学し、関連病院で臨床修練を積みながら研究を行うことも可能です。

処遇

医員、関連病院医師

研修施設名

研修施設名 所在 採用身分
東北大学病院 宮城県 医員 認定施設
秋田厚生連平鹿総合病院 秋田県 医師 認定施設
山形県立新庄病院 山形県 医師 教育関連施設
米沢市立病院 山形県 医師 教育関連施設
大崎市民病院 宮城県 医師 教育関連施設
仙台医療センター 宮城県 医師 認定施設
石巻赤十字病院 宮城県 医師 認定施設
みやぎ県南中核病院 宮城県 医師 教育関連施設
宮城県立こども病院 宮城県 週一回臨時職員 教育関連施設
宮城県立がんセンター 宮城県 レジデント
竹田綜合病院 福島県 医師 認定施設

専門医取得の要件

  • 初期研修修了2年後、通算4年以上、日本形成外科学会認定施設あるいは教育関連施設での形成外科研修を終了した者。かつ、4年以上日本形成外科学会会員であること。
  • 学会が指定した11分野の手術経験60症例と代表症例10症例。
  • 専門医試験(筆記試験および口答試験)に合格すること。

お問合せ

本プログラムに参加希望者は、半年以上前に以下の連絡先に履歴書などを添えて申し込むこと。
見学も大いに歓迎します。

  1. 〒980-8576 仙台市青葉区星陵町2-1
    東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座形成外科学分野
    今井 啓道 (副科長・教育担当)
    TEL:022-717-7332
    FAX:022-717-7335
    E-mail:下記形成外科HPの「見学などのお問い合わせ」よりご連絡下さい。