
糖尿病代謝科
糖尿病代謝科|後期研修要項
対象
2年間の初期研修を修了見込みの者、または平成18年以前に卒業し2年間の臨床研修を修了した者。
募集人数
4~5名
対象とする疾患
糖尿病(1型、2型、遺伝子異常によるもの、妊娠糖尿病)、脂質代謝、肥満症、動脈硬化症、メタボリックシンドローム、低血糖症 など
研修コース別の概要
診療科研修コース
概要 | 糖尿病代謝科に所属し、大学病院あるいは研修協力病院で、外来通院あるいは入院中の患者について合併症の診療も含めて糖尿病、高脂血症、肥満症、動脈硬化症などの疾患群について高度の臨床能力を体得する。さらに他科入院中の患者の往診や糖尿病教室の実践を通じて幅広い療養指導能力を習得する。卒後4年目からは日本糖尿病学会認定専門医の研修として認められる。 |
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内容 | 卒後3年目では、糖尿病代謝科あるいは協力病院の病棟に入院中の患者について、指導医とともに診療する。未治療の新規発症糖尿病患者、細小血管症ならびに大血管症など各種合併症を持つ患者を通じて基本的な糖尿病診療を習得する。また、肥満症、高血圧症、動脈硬化症、高脂血症などいわゆるメタボリックシンドロームを構成する疾患群の診療スキルを習得する。4年目以降では、合併症進行例、他科入院中の手術を控えた糖尿病症例、妊娠糖尿病(あるいは糖尿病合併妊娠)症例の管理について習得する。また、外来診療にも参加し、日常生活の中での糖尿病、肥満症、高脂血症をいかに管理してゆくかを習得する。さらに糖尿病 教室の実践を通じて幅広い療養指導能力を習得する。以上の期間の研修により生活習慣病全体の診療を習得する。 |
研修修了後の進路 | (1) 大学院入学(大学院コース) (2) 大学病院あるいは研修協力病院での診療継続 |
大学院コース
(A)後期研修1年後大学院入学コース
概要 | 1年間の後期研修として大学病院あるいは研修協力病院で内科専門研修を行ったあと、大学院に入学し、医学研究活動を開始しつつ、糖尿病診療も継続する。 |
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内容 | 糖尿病代謝科に1年間所属し、糖尿病代謝科あるいは協力病院の病棟に入院中の患者について、指導医とともに診療する。未治療の新規発症糖尿病患者、細小血管症ならびに大血管症など各種合併症を持つ患者を通じて基本的な糖尿病診療を習得する。また、肥満症、高血圧症、動脈硬化症、高脂血症などいわゆるメタボリックシンドロームを構成する疾患群の診療スキルを習得する。 |
研修修了後の進路 | 大学院に入学し、医学研究を開始する。卒業までに英文論文を1-2編以上作成する。大学院入学後も糖尿病をはじめとする代謝疾患の診療にたずさわり、大学院在学中に日本糖尿病学会認定専門医の取得をめざす。 |
大学院卒業後の進路 | (1) 医員、助手として研究継続 (2) 国内、海外留学 (3) 大学病院あるいは研修協力病院での診療継続 |
(B)後期研修3年後大学院入学コース
概要 | 3年間の後期研修として大学病院あるいは研修協力病院で内科専門研修を行ったあと、大学院に入学し、医学研究活動を開始しつつ、糖尿病診療も継続する。 |
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内容 | (1)、(2)-(A)を参照。 |
各種データ
研修協力病院
東北労災病院、東北薬科大学病院、仙台市立病院、山形市立病院済生館など
参加学会
日本内科学会、日本糖尿病学会、日本肥満学会、日本内分泌学会、日本動脈硬化学会、米国糖尿病学会、欧州糖尿病学会 など
日本糖尿病学会認定専門医
日本糖尿病学会に3年以上所属し、認定教育施設で3年以上糖尿病臨床研修を行っている者が対象。申請時に日本内科学会認定内科医を取得していることが申請の要件である。
連絡先
- 東北大学病院糖尿病代謝科
医局長 今井 淳太
〒 980-8575 仙台市青葉区星陵町 2-1
TEL:022-717-7611
FAX:022-717-7612
E-mail:imai*med.tohoku.ac.jp
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