総合外科(移植・再建・内視鏡外科/乳腺・内分泌外科)

総合外科(移植・再建・内視鏡外科/乳腺・内分泌外科)|初期研修要項

指導体制

  • 当科内の診療班(移植班、食道班、乳腺班、血管班)のいずれかに所属し、グループの一員として診療に当たる。指導責任者は各班のチーフとするが、実際には大学院生や医員を含むグループ全員が指導する体制である。期間によって複数班での研修を行なう。

研修期間

  • 何日間でも受け入れるが、出来れば12週(3ヶ月)以上でまわることが望ましい。

研修内容および方法・手技

  • 所属班の担当患者に対し、術前術中術後管理の実際に従事、習得する。
  • 当科の術前カンファレンス(毎週月曜日)、各班の術前カンファレンス、症例検討会、教授総回診を含む病棟回診、各種手術に参加する。(所属班を中心とするが、その他の班の手術にも参加)
  • 基本手技として、創傷処置、CVライン留置、切開・縫合、結紮、止血法、開腹・閉腹を身につける。
  • 診療班特有の経験できる検査手技、手術の種類は以下の通り。
     ・移植甲状腺班:肝臓手術、甲状腺手術、腹部超音波検査、頚部超音波検査
     ・乳腺班:乳腺手術、乳腺超音波検査
     ・食道班:食道手術、一般消化器手術、上部消化管内視鏡、上部消化管透視
     ・血管班:大血管手術、末梢血管手術、血管超音波検査

研修到達目標

  • ベッドサイドや外来で患者と接し、疾患に関する実践的な知識と、患者に対する観察力を身につけること、患者の個別的背景と問題を理解して、患者と良好な関係を築く。
  • 将来、外科志望の場合は、日本外科学会専門医制度における修練項目の主要項目を取得する。この目標達成のため、初期研修のあとは2年間程度、関連病院でも術者あるいは他の診療経験を重ねる必要がある。
  • 外科系志望以外の場合でも、術前の患者の病態を把握し、適切な術前処置、術前検査を組むことができること、また基本的外科手技を身につけること、術後の状態を把握し輸血補液等の周術期全身管理を理解できることが目標である。

研修スケジュール

以下は一例であり、希望によりスケジュールの変更は可能です。

午前 総回診
術前症例検討会
手術日 外来
病棟業務
手術日 手術日
午後 各種検査等 手術日(病棟) 病棟検査等 手術日(病棟) 手術日(病棟)