漢方内科

漢方内科|後期研修要項

概要

漢方内科では、日本東洋医学会漢方専門医の取得を目的として、漢方薬治療と鍼灸治療の研修を行っています。当科では、現代医学では対応しきれない領域に伝統医学を活用する統合医療を目指しています。慢性疼痛や脳血管障害後遺症、重症筋無力症などの神経難病、関節リウマチやシェーグレン症候群などの膠原病、潰瘍性大腸炎やクローン病、アトピー性皮膚炎など自己免疫疾患で症状が安定しない方、更年期障害や不妊症などの婦人科疾患、様々な癌に対する現代医学的治療の副作用対策など多岐にわたって研修することが可能です。

対象医師

基本領域に属する学会の専門医または認定医を取得した医師

募集人数

若干名

指導体制(重複含む)

日本内科学会 総合内科専門医 2名、内科認定医 5名
日本外科学会 外科専門医・指導医 1名
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医 1名
日本循環器学会 循環器専門医 1名
日本呼吸器学会 呼吸器専門医 1名
日本産婦人科学会 産婦人科専門医・指導医 1名
日本プライマリ・ケア連合学会 認定医・指導医 4名
日本東洋医学会 漢方専門医4名、漢方指導医 2名
社会医学系専門医・指導医 2名

研修目標

日本東洋医学会専門医研修コアカリキュラムと到達目標に記載される内容を研修目標とします。
http://www.jsom.or.jp/universally/doctor/pdf/training_curriculum.pdf

研修の目的

漢方専門医の取得と西洋医学の修練を同時に行ない、将来統合医療を行える人材を育成します。

研修スケジュール

日本東洋医学会の正会員として3年以上の漢方医学に関する研修を行います。漢方医学の基本理論から学び、外来の陪席で研鑽を積みます。漢方指導医による直接の指導、週一回の外来診療、症例検討会、抄読会を通じて漢方の臨床と研究について研修を行っていきます。この期間で漢方専門医試験に必要な、漢方医学的治療が有効であった50症例の症例一覧と50症例のうち10症例の臨床報告をまとめていきます。

  1. 漢方専門医コース:週1日の外来診療、陪席、検討会、勉強会等で研修をすすめていきます。開業されている先生方や他の医療機関で勤務中の先生方でも週1日、3年以上の期間で漢方専門医受験の準備を進めます。
  2. 大学院博士課程コース:大学院に在籍し医学博士過程の履修、漢方に関する研究を進め、医学博士の取得を目指します。漢方専門医研修を並行して行い漢方専門医受験の準備も同期間で可能となります。
  3. 大学病院医員コース:初期研修を終了した医師は、大学病院において総合地域医療教育支援部に所属する医員として診療業務に従事できます。この場合は総合診療科と漢方内科の外来、大学の教育業務も担当していただきます。3年以上の研修で漢方専門医の取得が可能となります。(大学病院の雇用となり既定の給与が支給されます)

取得可能な資格

  • 日本内科学会(内科認定医、総合内科専門医)
    各科ローテーション含む
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 総合診療専門医
    各科・各施設ローテーション含む(詳細はを参照)
  • 日本東洋医学会 漢方専門医

外来診療実績

300人以上/月

研修施設名

東北大学病院

連絡先等

〒980-8574 宮城県仙台市青葉区星陵町1-1
東北大学病院 漢方内科
TEL: 022-717-7507 (総合地域医療教育支援部医局)
E-mail: kampo-hisyo*grp.tohoku.ac.jp
メールを送信する際は、*を@に変換してください。
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